俺は大切な親友に裏切られてから、人を信用せず、適当に過ごしてきた
受験だって適当
お父さんが厳しい人だから、絶対将来公務員になれ、いい仕事につけ、いい高校に行けって散々言われ続けていた
それに従ってる自分がとても嫌いだった
受験の日
俺は全てがどうでもよくなり、受験の日は高校の近くまで来けど、近くの公園で寝ていた
もう受験なんていいや
どうせ私立は受かったし
そんな時
「あの!中3の方ですよね?受験いいんですか?あ、受けない方だったらごめんなさい。」
ん?
なんだこいつ?
「は?」
「いや、今日は受験の日だから…まさか、ここに居るって事は○△高校ですか?私も今からそこ行くんです!」
「そのつもりだったけどやめた」
「行きましょう!」
俺はそいつに腕を引っ張られて連れてこられた
「は?お前誰だよ!ってかなんなんだよ!あぁ、あれか?金でも取る気?」
するとそいつは立ち止まった
「私は佐藤桃果。お金なんて取らないよ。あなたって可愛そうなんだね?そんな考え方しか出来ないなんて。そもそも受験を止めるなんて。」
「はぁ?お前なぁ!」