本当のキミ

羽田空港に着いて沖縄行きの便を探した
















真尋!











どこだよ!









真尋!











人が多くて探すのが大変













真尋!

















俺は見つけた










外を眺めている真尋を










あの後ろ姿は絶対に真尋だ












そして真尋が搭乗口の方に歩いて行った












「真尋っ!!」











真尋は足を止めて後ろを見た












俺を見るととても驚いた顔をしていた











「颯…くん?え?なんで?なんで…」











真尋の目からは涙が零れた











「真尋…おま」












「なんでよ!っっ…なんで来んのよ!っ…」












「真尋…俺はお前が好きだ。お前の親なんて関係ねぇよ。俺の母ちゃんが死んだのもお前の母ちゃんのせいじゃねぇよ。もとは俺の親父からだったのかもしんねーし。」











「え…それ…」










「俺は、バカでアホで負けず嫌いで気が強くて、でも、弱いところもあって可愛くて、そんな真尋が好きなんだよ。」










俺は真尋を抱きしめた










「ふっ、颯くんっ…ひっ…私も…私も…颯くんがっ…大好きっ!…」












真尋がギュッと抱きしめてきた










可愛すぎだろ












「真尋…ずっとこうしたかった…」











「私も…ってずっとは嘘か…」











「忘れてたんだからしょうがねーよ。」











「ごめんね…」