本当のキミ

「実はさ、俺も中学の頃記憶失ったんだ。」








「井上くんが!?」







「あぁ。俺さ、兄貴居たんだよ。あの日父ちゃんと母ちゃんと兄貴で川に遊びに行ったんだ。その時俺が溺れちゃって、兄貴が助けてくれたんだ。でも、兄貴は川に流されて...俺のせいで兄貴は死んだ。俺が死ねばよかった。いっそ全部忘れ去りたい。そう思ってた。その1週間後位に交通事故にあって目が覚めたら全部忘れてた。思い出そうとすると頭が痛くなった。多分俺の頭が思い出したくないって言ってたんだろうな。」












「違う!!」








「え?」








「お兄さんが死んだのは井上くんのせいじゃない!」








「佐倉...」








「だから自分を責めなくていいんだよ?」










「ははっ。佐倉は優しいなー」






「無理して笑わなくていいよ?泣きたい時は泣く!それに言いたい事があったら全て吐き出す!じゃなきゃ、いつか井上くん壊れちゃうよ...」









すると、井上くんの目から涙がこぼれた