本当のキミ

俺はもう声が出なくなった






少し沈黙が続いた






その沈黙はおじさんが終わらせた







「お前は真尋って言うんだ。俺はお前の父さんで、こっちはお前の母さんだ。で、こっちは弟の涼太。それから、彼氏の千葉颯真くん。」








「あ、いや、俺は彼氏じゃ...ないです。」








「...?お父さん?お母さん?」






「あぁ、俺らがお前の親だ。本当に何も覚えてないのか?」







「はい。目が覚めたらここで寝てて、私が誰なのか分からなくて...」









「そうか。まぁ、少し経てば思い出すかもしれないしな。」








コンコン






「佐倉さんのご両親の方。お話が。」






「あ、今行きます。」












そう言っておばさんとおじさんは出ていった