トントン

「姉ちゃん、ご飯出来たってー。」

「はぁーい」

今呼びに来たのは弟の涼太。

でも、血は繋がっていない。

なのに本当のお姉ちゃんの様に接してくれる。

私のお母さんは私が小学1年生の頃に死んだ

そして、中学3年の最後らへんに今のお母さんと再婚した

涼太はその人の連れ子だった。



「いただきまーす」

「今日はお父さん早く帰って来れるって!」

と、お母さんが言った。

「そーなんだー!嬉しいねぇー。」

私は笑顔で言った。

そう。お母さんは涼太とお父さんがいる時は普通に接してくる。