走って教室に戻って、午後の授業を受けていた 「篠崎くん…優しいんだなぁ」 頬杖をつき、そう呟いた それにしてもあの、首の傷。 あれは、昔恋くんが負った傷と全く同じ… 私は、そんなことを考えて午後の授業を終えた