「うん。あの、なんでここに?」

「ああ、女と…」

遊んでたのかな…

「そっか。ありがとうね!」

「おう。じゃあな」

篠崎くんがクルッと回転して音楽室を出ようとしたとき、
…左首に。確かに見えた。傷が…