『(目を離せれない。あれ?泰ちゃんてこんな背高かったっけ?)』

と、まじまじと泰ちゃんをみる。

すると、泰ちゃんが手をよけようとしたのか、私の胸に少し当たった。

『あっ…』

と声を出してしまった。しかも私の声じゃない。私の裏の声。
『(恥ずかしい。もう早く行きたい。)』
と、私は俯いた。

『恋々奈…』
と泰ちゃんの声が上から聞こえる。

『ごめん…泰……ん!?』

私は謝ろうと思って、上をみた瞬間なにか柔らかいものが私の口に当たってる。

『んー…ん、た…いちゃん』

唇が抑えられて声が出しにくい。
『(やばい。もう酸素切れ…)』

私は窒息しそうだったから口を少し開けた。
すると、生暖かい物が口の中に入ってきた。

『あ…ん…』
と私の裏の気持ち悪い声が勝手にでてしまう。

『(泰ちゃんどういうつもり?私が好きなの?)』

泰ちゃんが優しく唇を離した。

『ぷゎ…』
いきなり離されたら息がしにくい。

すると泰ちゃんが口を開けた。
『恋々奈…お前なにその声?』

と…。

『え?あ、ごめんなさい。』
と一応謝った。気持ち悪いよね…

『お前エロすぎんだよ。男煽ってんの?』

ズキン…

『そんなつもりじゃないよ!?違うよ!泰ちゃん――キャッ!ちょ泰ちゃん!』

凄い力で引っ張られて私は保健室のベットに寝転ばされた。

上には泰ちゃん…

『泰…ん!?』

すぐに唇を塞がれた。
でもすぐに離れ。

『泰成って呼んで?』
と言われまたキスを繰り返す。

『ん。たい……せい…』
私は泰成と呼んだら終わってくれると思っていた。だから呼んだら。

『お前…//もぅ知らねーかんな』

と勝手に照れられ服を脱がされる。

『え、ちょっ泰ちゃ…あ…泰成!』

私は下着だけになってしまった。

わたしはもうこのままがいいと少し頭に入れた瞬間。心優の言葉が蘇ってきた。

『親友の恋々奈だけ!応援してね!』

と可愛い笑顔で言ってきた心優。

『やめて!』

ドン

私は泰ちゃんを突き飛ばし服を着た。

『恋々奈…ごめん!本当にごめん!』
とすごく謝ってくれる泰ちゃん。

『私も…ごめんなさい。じゃあ、』
と、いい私は保健室を、後にした。


『ウッウッ…』
私は親友を裏切ってしまった。