キーンコーンカーンコーン。

授業が終わりもうすぐ下校だ。

毎日の事で。
『恋々奈ー帰るぞー』と教室に響く声。

うるさいなー…
もう…///

心はバックンバックンしてるのに
『うるさいよ。帰ろ。』
と、不細工に返す私。

ほんとに嫌。

『恋々奈!』
帰ろうとしたら後ろから可愛い声で呼ばれた。
そんな可愛い声。
心優しかいない。

『なに?』っと私は返す。

すると。
『あのね。ちょっと2人で話があるの。いいかな?』

なんだか胸騒ぎがしたような感じがした。

すると泰ちゃんが気を効かせて
『じゃあ、俺先帰るな?』と伝え帰った。

少し一緒に帰りたいと思ったが

親友の願いだ。聞かないわけにはいかない。
『なに?心優』
っときいた私。
すると、『ここじゃ、話しにくいんだよね…ファミレスがどっか行こっか?』

『うん…。』

ファミレスにて―――

心優は中々本題に入らない。
オロオロして、愛想笑いばかりだ。
『(こんなの親友の私が見破れないとでも思ってるの?)』
それにイライラした私は
『んで?話って?』
と、本題をもちかけた。

すると小さいかわいい肩をビクッとさせて
『あぁ…うん。ぇとね…』
と可愛く頷いた。
私は少し微笑ましくなっ…『私、泰ちゃんが好きなの!!…///』

え。?

いまなんて…?

『え?』
ついに声まで出てしまった。

『あ、内緒だよ?親友の恋々奈だから話すんだよ?//』

あ、そっか…
私が泰ちゃんを好きな事は心優は知らないんだ。

『あ、そーなんだ。』
と、動揺を隠せなかった。
『うんっ♡だから、恋々奈応援してねっ♬*゜』

そんなん言われたらもうどうすればいいの?