あれから、私はみんなに無視されている。
泰ちゃんは休みのようだ。
『はぁ。』
私はいろいろとしんどかったので、早退した。
『ただいまー…お母さんー?』
どうやら、母は買い物のようだ。
机の上に、一通の封筒が置いてある。
いつもはそんなの見ないが今日は何となく不安だった。
カサッ
乾いた音をたてながら、封筒を開いた。
――――――山岸恋々奈様―――――――
残念ながら〝白血病〟の為。
手術を行います。
成功確率…30%
金額…1000万円
余命…2年
どうぞ検討お願いします。
〇〇県立病院
―――――――――――――――――――
!?
白血病……
30%
1000万…
私はあと、2年しか生きれないの?
え、これは現実?
だれか、嘘と言ってよ…
