――――ピーンポーン… 「朱音、悠ちゃん来たわよ。」 いつものように俺ん家のインターホンを鳴らす悠。 母さんは何故か知らないが悠ちゃんと呼んでいる。 『行ってくる。』 「いってらっしゃい。」 朝練が始まってからは、家が割と近い悠と学校に行くようになった。