なんの進展もないまま俺たちは三年、ヒロちゃんたちは二年生になった。 俺と悠は今年も同じクラスだった。 ありのままの自分を出せる相手と同じクラスですごく嬉しかった。 だけど、今横にいる悠の眉間にはしわが寄っていて不機嫌なのが見てわかる。 『悠、何かあったの?』 悠みたいに知らんぷりが出来ない俺は普通に聞いてみた。