「アイツら…付き合ってんの?」 『いや、幼馴染だって聞いてるけど。』 俺があの子を見るのはこれが三度目だった。 「どうやって近づこう…」 いつもは後先考えないでケー番聞きに行くくせに…と心の中で悪態をついてみる。 俺は、悠に好きな人が出来たことへの嬉しさと… なんなのかわからないモヤモヤとした気持ちでいっぱいだった。