「優」
急に真剣な顔で戸山に言う。
「ん?」
何か真剣な話。それを察したかのように戸山の顔も真剣になる。
「次の授業、ぬけたい」
「は?」
思わず俺はそういってしまった。
いや、まさか花月の口からそんな言葉が……。
「一緒にぬけよう」
冗談のつもりはないのだろう。瞳は真剣だ。
「え?」
さすがに戸山は混乱している。
「花月も大胆なことすんだな~」
俺は少しからからかい気味に言った。
「芦田も!」
「え?」
「3人でぬけたいの」
お願い……、そう呟く花月。
俺は別にかまわない。次の授業は古典だし、退屈だし、花月の話を聞けると思ったから。
「でも、ぬけるってどこに?」
空き教室とかなら話してたら先生来て怒られそうだしな……。
「……、屋上」
花月の口から屋上という言葉は出ると思わなかった。
「屋上? 俺は別にいいけど…。次、ゆる山だもんなー」
ゆる山こと、古典の先生藤山先生は声も授業も割りとゆっくりペースでほとんどの人が寝てしまっている。
「次、藤山先生の授業なんだ。確かに、怒られなさそう……」
戸山も、それならいいか、という感じだった。
結局俺たち3人はゆる山の古典の時間を屋上で過ごすことにした。
急に真剣な顔で戸山に言う。
「ん?」
何か真剣な話。それを察したかのように戸山の顔も真剣になる。
「次の授業、ぬけたい」
「は?」
思わず俺はそういってしまった。
いや、まさか花月の口からそんな言葉が……。
「一緒にぬけよう」
冗談のつもりはないのだろう。瞳は真剣だ。
「え?」
さすがに戸山は混乱している。
「花月も大胆なことすんだな~」
俺は少しからからかい気味に言った。
「芦田も!」
「え?」
「3人でぬけたいの」
お願い……、そう呟く花月。
俺は別にかまわない。次の授業は古典だし、退屈だし、花月の話を聞けると思ったから。
「でも、ぬけるってどこに?」
空き教室とかなら話してたら先生来て怒られそうだしな……。
「……、屋上」
花月の口から屋上という言葉は出ると思わなかった。
「屋上? 俺は別にいいけど…。次、ゆる山だもんなー」
ゆる山こと、古典の先生藤山先生は声も授業も割りとゆっくりペースでほとんどの人が寝てしまっている。
「次、藤山先生の授業なんだ。確かに、怒られなさそう……」
戸山も、それならいいか、という感じだった。
結局俺たち3人はゆる山の古典の時間を屋上で過ごすことにした。


