君とわたし。

担任が教室から出て行くと

「なー、安藤~」

と後ろから名前を呼ばれた


「なに?」

わたしは振り向かずに
返事をして彼からの言葉を待った

「日誌書いてくんねぇ?」

「なんで?!押し付ける気?」


わたしは陸斗の言葉に振り向き
仕事を押し付ける陸斗を睨んだ

こいつ、とことん嫌な男!!
自分は女ですか?
仕事任せて遊ぶつもり?


「ちょっと用事あってさ」

「……女でしょ?」

そうだよ、そうだ!
わたし、こいつ嫌いじゃん
1人で日誌書いたほうが楽じゃん
うん、それがいい