ファンタジーは裏切った

『お嬢様、ここに 昔から
住んでるんでしょう!?

戦闘室を 知らないなんて
驚きです

戦闘室は
お菓子の部屋の 隣です

そのまた 隣が 戦闘 予備室
ですよ』

D王は ウチに 呆れたのか
最後の 方は 声のトーンが
落ちていた

「逆になんで そんな 詳しいわけ?」

ウチは 凄い方向音痴だけど

この 建物は 小さな村ぐらいの
大きさが あるんじゃないかー?って
ぐらい 大きい

リルダオ学院の
校長の パパ以外
この 建物を 知り尽くした人なんて
なっかなか いないよ?



あれ? どうしたんだろう?
いつも 堂々とした D王の
見たことない 表情

少し 寂しそう

『お嬢様が 忘れてしまっている
だけです』


と、少し 考えてから 答えた