この後は 一階で ご飯を 食べて
そしたら 自由行動に なるから

作戦スタート!

D王に チョコ あげれるかな?

なんか、昨日の夜 思ったの

D王のこと ずっと前から 知っている
きがする


まっ! まず今は Bちゃんと2人で
船の 探検中


袋 いっぱいの フォンダンショコラを
持って

部活や クラスの子に
会うたびに 渡したり 貰ったり

歩きながら 食べたりもしてる

なんだか 大荷物

さっきもらった塩飴おいしーなぁ

ウチは特別って 事で いっぱい
もらっちゃった


でも、D王とCくんは
どこに 行っちゃったんだろー?

今は ペアの動物を 出したら
マナーが 悪いとかで

あの かわいい 服は 着てるけど
能力解放してない

ちょっと残念



ちなみに マナーが 悪いと
言い出したのは
緑の魔法使い


なに!?

マナーが悪いって!?

ペアの 動物は 魔法使いにとって
自分と 同じくらい 大切な
宝物なんだから!

緑の バカ魔法使いは
わかんないんだろーな!



二階はたくさんの お店が 出ている


「Bちゃん! マグネットピアスだよ!」

アクセサリーのお店に ウチは
吸い込まれていった

「かわいいネ このブレスレットも
Aちゃんに 似合いそうデス」

「でも 絶対ブレスレットは
買わないよ〜! Bちゃんが くれた
やつが あるもん♡」

ウチは Bちゃんに 自分の
左手を 見せながら言った

ミサンガみたいに 糸を編んで作っている
ピンクはピンクでも 薄い糸や
こい糸があって
真ん中にはリルダオのストーンが
入っている

もちろんピンク

今度、Bちゃんと
もっと いっぱい お揃い買いたいな
もちろんブレスレット以外で


それで またパーティやるんだ!

次の報酬は パーティで 使う
お菓子作りセット なんて
いいなー




でも、なんだか 弱い魔力を 感じる
「Bちゃん…?」

Bちゃんは ウチの 右手を
強く 引っ張った

「ゴーストが いるかも しれナイ」

すると、近くにあった 植木鉢の
花が 倒れてきた

「せっかくの旅行なのに!」

でも、ゴーストが 植物で よかった

これで ドラゴンや おばけ だったら
ウチ、逃げ出すよ?笑

よーし! じゃあ 行きますか!
「リルダオの 全ての神よ
ウチに 力を かして!
いま、 能力解放!」

ウチは 大きなライトを
出した

戦う準備万端

ユキちゃんも 登場


でも、
「Aちゃん! 今日はいいヨ
他の人に 任せて 逃げヨ」

Bちゃんはどんどんウチの手を引っ張る

他の人って だれ!?
植物のゴーストくらい 簡単に
倒せるよ!

このライトを 当てれば 枯れるはず

水分なくして カラカラに
してやる!!!!!

ウチはBちゃんを 無視して
ライトのスイッチを 入れた

ものすごい光


これでゴーストも…

え…!?
なんで!? 大きさが さっきの10倍
くらい

とても 強くなってる

ウチは慌ててスイッチを切った

さらに
周りの植木が 全部ゴーストに
変身した

あっという間に ウチとBちゃんを
囲んだ

大ピンチ

もー!こんな大事な時に D王とCくんは
何してるわけ!?

すると ライトを当てられた
1番大きなゴーストが 一歩
また 一歩 近づいてきた

「宇宙1番の魔法使いの お姫様の
くせして たいして強くないですね。

リルダオが宇宙で1番なんて
おかしい!

1番は エメラルドであるべき


緑の魔法使いが 1番強いんだ

何が 学校だ!
何が 平等だ!

そんなことが 都合のいいこと
実現できるわけない!」

へ…?
なにそれ! こないだの 石像と
同じだ!
きっと
操られてるんだ

「あなたにリルダオの何が
わかるの?何を知ってるの?」

ウチが 聞くと ゴーストは
笑い 出した

「あなたより 知っていますよ」



勝手なこと ばっかり

どーしたら いいの!?

「Aちゃん!もう逃げヨ」

そんなの嫌だ

ウチは なにか うつ手はないか
周りを見る

でも 囲まれてて もう わかんないよ


ユキちゃん? 何やってるの?

ユキちゃんは ウチの
水を くわえて 頑張って 何かを
伝えようと してる

水を植物に あげたら 育っちゃうよ!?

すると ウチの たくさんの袋から
塩飴を とりだした

そっか!


わかった!

植物は海水が 苦手なんだね!
ウチは海を想像した

「まって!船の中に水が 入ったら
大変だヨ」

沈没しちゃう



そーなったら!

ウチは ゴーストを海の中に
瞬間移動させた


それと 同時に ゴーストの魔力は
感じなくなった