ファンタジーは裏切った

D王は 懐かしい においが した

昔 かいだことが あるような?

落ち着く


でも、一応ウチは
付け足しといた

「ウチ、重いからね?
落とさないでね?」


『別に 重くなんて ありません
400Kgくらいなら
片手で 持てますし』

すっごー!!
ウチだって 350Kgくらいなら
片手でも…

いやいや
無理だな
200Kgが 精一杯


魔法使いでも 400Kgは
すごいよ?


校庭から
中学 新校舎の 扉を
くぐった

あったかい 空気が
ブワーっと おしよせてきた

気持ちー!
手足の先が
心地よく ジンジンしてる

D王は 保健室に 向かって
歩きながら 話を続けた

『変身するんじゃ なかったのですか?

この前の 報酬で 貰っていた
服です。

次の報酬は 船の上ですよ?

楽しみに していたのですが』


へ?
楽しみにしていたー!?

何言ってんの!?

ウチの かわいいお洋服姿を?

しかも なんかウチ、顔、
赤くなんて なってないよね?

ないないないない!

ぜったーーーい ない!


「今日のD王 どうしたのー!?」

『お嬢様こそ どうかしましたか?
ただ、次の報酬を
楽しみに しているだけですが?』

次の報酬…!?

なんだーー!!!

ウチのことじゃなかったんだー!

楽しみに してるって
報酬のことー!

なにそれ!
ウチ、バっカみたい