「・・・あれ?」 サラが目を覚ますと、目の前にたくさんの本が積み上げられていた。 いつの間にか寝ていたようだ。 机から頭をあげる。 どうやら書斎のようだ。 「いつ稽古が終わったっけ?」 寝すぎたようで、寝る前の事をいまいち思い出せない。 「ま、いっか」 そう言うと、サラは書斎を出て行った。 外はもう真っ暗だった。