「ねえ。それより、いつならリサの家に行けるの?」 「そうですね。季節が変わったらですかね」 「それ、夏もそう言っていたわ。なのに、秋になたっていうのにまだ一度も連れて行ってくれないじゃない」 サカキは変わらぬ笑顔で返す。 「あちらにも事情と言うのがございますから」 そう言われると仕方が無い。 「・・・・意地悪」 「存じております。さぁ。夕食の準備が出来ていますよ」 「はぁーい・・・」