そして全ての映像が流れたのだろう。 少し赤い顔をして照れくさそうに笑っている昴の顔がアップで映しだされた。 「美咲、俺が頑張って作った映画どうだった?この5年本当にたくさんのことがあったよな。俺の思い出には常に美咲がいるよ。だから…」 そこで映像が終わってあたしと昴に照明があたった。 昴は椅子をたってあたしの方を向いて地面に片膝をつけた。