最初で最後のセレナーデ









少女は———
柊魅夜は時計を回す。

あの日の様に。
毎日同じことの繰り返し。


輝きのない瞳を針に向け、ひたすらひたすら回し続ける。
それは未来の方向に回すのではなく、
…過去の方向に、時間を戻す様に回していた。

何も知らない者からしたらただただ滑稽だろう。


しかし、魅夜はやめない。


少女は回す———、