最初で最後のセレナーデ



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「——蒼葉、…蒼葉、起きろって、」


目を覚ますと灰里が居た。
丁度数学が終わった様で、終業の鐘の音が耳に届く。
黒板には何やら暗号にしか見えない文字の羅列が並んでいる。



「んぁ、…寝てた。」


「寝坊してた癖にまだ眠いのか」



ごもっともな指摘を受けると、蒼葉はぼーっと窓の外に目を向ける。



「…何か、嫌な予感がするんだよな。その所為か疲れてるんだよ。」