———以下、魅夜の日記より。


「そうなるくらいだったら
いっそ死んでしまいたい。
あいつの所為で、
私の未来は潰されたのに。
毎日の不協和音は、誰に」


ここで途切れている。




「何だこれ?」


「さぁ…何だろうな?」



時計は、進む。
誰が何をしようと進む。
人が殺されようが死のうが進む。
進む、進む。進む。



「名前は…ないな、」


「高校生で日記帳に名前を書く奴が居るかよ」



例え、心を殺されても。



進む。