「いってきまーす。」


うちは、一軒家。


今日も空がきれいだ。はれててよかった。


桜が、たくさん降ってくる。


この景色も、卒業したらまた、違うように見えるのだろうか?


この騒がしい道も、ランドセルを背負って歩くのは今日が最後。


こんなに早く6年間がおわってしまった。


こんなに、早く終わるとは思わなかった。


早すぎた。。


今日は本当に、今日で本当に終わってしまうのだろうか。


こんなにも、悲しくないものなのだろうか。


校門を通る。


「おはようございます。」


校長先生に、挨拶をする。


こんなに、日常的な行動を、1つ1つ確かめて、1つ1つ振り返って。。


みんなに、鈍感といわれる事が良くある。


自分で感じた事は無かったし、否定していたが、そうなのだろうか?


この感情は、悲しいと言うものなのだろうか?


そう。悲しいだ。時がたつのが早すぎたんだ。