雨降る晴れの日。

いつもの特等席、後ろから二番目

入って右の窓側。

ここに座って外を眺めていると、

歩道の端の捨て猫を見れるのだ。

今日いれば、帰りに拾って帰ろうと思っているのだ。

でもそうすれば帰りは歩きか...

運動部に入ったことのない私には結構な運動である。

.........ん?

いない...猫がっ...!!

「「すいません、降ります!止めて!」」

私の行動に翔利と京香は驚いていた。

そんな中、翔悟だけは私と同じ行動をとっていたのだ。