そして、
「私を姫にしてください!」と言った

最初はみんなダメだと言っていた。
でも、架子は毎日頼みに来て、とうとうみんなは折れた。

それから私と架子の二人が姫になった。



架子が姫になって1ヶ月がたったころ。
私はいつも通りに倉庫に行った。

シャッターを開けると
そこには私を睨んで、軽蔑の目を付ける
藍琉のみんな。

「……どうしたの?」
私は恐る恐る聞いた。