日和についていくと誰も使っていない空き教室に入った。

しばらく沈黙が続く。

何分か経ったあと、日和が話し出した。

「めご、ほんとに何もしてないんですよね?」

え?
「してないよ?
日和も信じてくれないの?」

「違います。私はあなたを信じてます。
ただ本当のことを聞きたかっただけです。
辛い思いをさせてごめんなさい。。」

日和……
ありがとう。

「ありがとう。グスッ
私ね…ほんとに何もしてないの。
架子の…自作自演……なの。
必死に違うっていったのに、誰も信じてくれなかったグスッ」

日和は黙って頷くだけでしっかり聞いてくれた。

「辛くて…ッ
私…ッ…
日和…ありがとうッ。グスッ」