ーーーーー数日後、ある倉庫にて。



「陽(ハル)さんっ、こっち来ないで下さい!」


「おいテメェら何逃げてんだよ」


「マジ危ないっス!」


「うるせぇ。ゴチャゴチャ言ってんじゃねぇぞ」


「いや、でもそれはないですよ」


「俺から逃げんのか?テメェらそれでも男か!」


「はい!男っス」



大きい倉庫のような建物の中。

男ばかりが集まる、見ているだけでむさ苦しいほどの集団。


その中で大勢の男たちは言い合っていた。



響いて聞こえている声はバカデカく、うるさい。