「あいつはどーしたら“本気”で笑ってくれんのかねえ~」
俺のあの日からの悩みを
暗い闇に溶け込ませた。
凛香は…あいつは、いっつも自分を責めるからね~
困るってもんじゃねえよ。
いくらオメェのせいじゃねえっつったって、何も変わんねえんでしょうよ。
だからそのことについては
あんま触れないように生活してきたのによー、
今回ばっかりは避けるわけにはいかねえじゃねえの。
凛香がついさっき、悩みに悩んで結論を出した。
そのことが間違ってるわけじゃねえし、俺もそっちに賛成なんだけどよ~……
凛香の自由が奪われるって考えたら可哀想な気もすんだよ。
けど、仕方ねえんだ。
こうするしか、方法は…ねえと思うんだ。

