眠りについた凛香をベッドに運び、布団を軽くかけて俺はそこに腰掛けた。 こいつと住み始めて、もう数年経つじゃねえの。 はえ~な… 時間が経つのはほんと早くてついていけねえよ。 凛香も、もう高2だしな。 寝顔を見て俺の口元が緩んだ。 「無理、してんじゃねえよー」 マジで。俺みたいに笑ってんじゃねえ… もっと、こう…楽しいこととかねえのかね~ 青春を無駄遣いしてんだろーよ、お前は。 俺と似たような笑い方してねえで もっと楽しそうにしてちょうだいよ、 素直に人を頼ればいいのにねえ~