「ちょっとまったー!何ガムテープ鞄の中に入れようとしてんの!?」
ていうか、そのガムテープサイズでかくない!?
半径10㎝くらいの業務用と思われるガムテープ。
びっくりしすぎて思わず二度見してしまう。
大きすぎるガムテープを鞄の中に入れる男子高校生、生まれて初めてこの目で見ました!むしろガムテープ持参してる人自体見たことない。
凛香、只今びっくりしすぎて言葉がでてきません。
朝うるさいと言って口を塞ぎ、お前の顔にガムテープ貼るぞとか書かれたぐちゃぐちゃの紙が飛んでき、目とか口にガムテープ貼ってきた。
そんでもってとにかくサイズの大きいガムテープ……。
そんな奴が…、そんな口悪いし冷たいし無表情だし、そこは関係ないか。
とにかく!そのガムテープを鞄の中に入れようとするなんて!!
怖いー。すっごい無理矢理鞄に押し込んでるんですけど!
行動が奇妙すぎて怖い。
誰かあたしを安心させてくれ!
『俺が安心させてやる』
って方、どこかにいませんか!?
いたら今すぐにきて下さい!
奇妙なこの男から
あたしを守ってもらいたい。切実に。
高橋くんがこんな予測不可能な危険人物だったなんて
あまりにも予想外すぎて変すぎる。

