その紙は高橋くんが投げ飛ばしたもので… 「は!?なにこれっ何が『うるさい。ガムテープ貼るぞ』だ」 ふんっ! 何がガムテープ貼るぞなんだ。 ふざけるなっ 「貼れるもんなら貼ってみろっ」 それと同時に筆箱に入っていた消しゴムを高橋くんの頭に向かって投げつける 勢いよく投げた消しゴムはゴツン、と 鈍い音を立てて床へと落ちた 高橋くんはあたしの隣の席で 手を伸ばせば届くほど近い距離。 そのわりには強く投げすぎたか?と考えながら床に落ちた消しゴムに手を伸ばして拾う