佐伯さん



席につくと隣の席からジトーっと見られてる視線に気づく。

あたし高橋くんにすっごい怪しい目で見られてる。


なんでだろう
別に変なことしてないしな…と思っていると


「うるさい」
そう、一言言った


うるさい?
あたし何もやってないし、何も言ってないんですけど。

まさか、全部声に出てたとか?
いや~まさか。

そんなはず、ないしね…


焦るあたしの心を読み取ったように再び言い放つ



「うるさい。お前の顔、うるさくて目障りだ」