どれだけ苦しくても…




“あー、ダメでしたか。なんかごめんなさい”と送り返した。


それからだ。小川さんとLINMのやりとりと電話をし始めたのは。

夜、電話をして寝たり、ちょっと空いた時間があるときにLINMしたり…。
その時に休みの日のお出かけについての話もした。

お出かけの日、家に迎えに来てくれることになって、私の心はウキウキだった。
彼氏とは連絡も取れなくなっていたし、気持ちも薄れてきていた。


小川さんとのお出かけの日、約束の時間に遅れると連絡があった。

少しの時間、彼氏に連絡したがやっぱり返事なし。つながらない。


「ごめん、遅くなった」


と小川さん到着。「いえ、大丈夫ですよ」と言って出発した。


「ねぇ、俺行きたいところあるんやけど」

「いいですよ、映画はまた今度行けばいいですから」

といったもののどこに行きたいんだろうか。