「んっ。んんん。」
ヒロキはあたしの首筋を
上から下へと舐めていた。
あれから踊り終わったあとに
アヤに話をしてヒロキとVIPルームにきた。
ヒロキは顔が広いからVIPルームなんて
珍しいもんじゃなかった。
「お前、名前なんてゆーの?」
「ユリ」
彼はあたしに質問攻めだった。
「普段俺他の女とこーする時
こんなに質問攻めしないんだぜ?」
ある意味彼はあたしに興味を持って
いたって意味だった。
でもあたしはなにもトキメキはなかった。
そこら辺の女と一緒にするなって。
そしてあたしがヒロキの上に乗って
キスをしよーとした時ヒロキが目を閉じた。
「やっぱりやーめた。」
「、、、は?」
彼は閉じていた目を開けた。
「あたし帰るわ」
軽く脱いでいた服をあたしは淡々と着替えた。
VIPルームを出ようとした時
「おい、まてよ。なんで帰るんだよ」
手首を掴まれてそう言われた。
だがあたしはそれを振り払って
「そこまで男にこまってないから」
そう告げてVIPルームをあとにした。