普段のあたしは
昼はたまに学校
夜はほぼ夜の街で遊んでいた。
まー自分で言うのもあれだけど
あたしは読モをしている。
ほどよいブラウンのロングヘアー。
スタイルもまあまあよく
夜の街の人からは
カリスマユリと呼ばれていた。
夜の外に出れば
話しかけてくるやつなんて
何人もいた。
でもその人達を本気で相手するほど
あたしは低レベルぢゃなかった。
今日もいつもの溜まり場の
クラブに行くことにした。
「おっユーリーーー♪」
「アヤ〜」
クラブ仲間のアヤ。
まー、軽い関係ってとこかな。
彼女はいつもあたしにベタベタだった。
ただあたしのそばにおれば
寄ってくる男を食べれるからってだけで。
いつものカウンターに座った。
「ミクからお怒りのメールがきてますよ♪
ユリ、ミクの彼氏とヤッたんだって?」
「あ〜まあね〜」
ニヤニヤしながらアヤは
興味深くあたしに聞いてきた。
アヤこそこの話を笑いながら聞くって
とこで怖い女w
「で、どーだったの?♪やりがいあった?」
「微妙〜」
「微妙〜って!
ユリはいいよねー!誰とでもヤレる
要素完璧だからさ!!!」
褒め言葉をもらってもあたしは
まったく嬉しくなかった。
なんでこんなことをするのかなんて
あたしらの中では珍しいことでわない。
とりあえず今日のイライラを発散するために
飲むことにした。
出されたカクテルを一気に飲んだ。
「てゆかさー昨日アメリカから
帰ってきたDJヒロキいるの知ってた?」
DJヒロキ?
あー、名前は聞いたことある
でもかなりのヤリちん野郎だとわ
微妙に聞いてた。
顔は見たことないけど。
「今日の曲ヒロキがかけてるんだって〜
もー、かっこよくない!?あたしも
ヒロキみたいなイケメンとヤリたいー!」
「自分から誘えばいーぢゃん。
かーらーだーでー♪」
その時、〜♪
かかった曲があたしの体に電気を
走らせた。
なにこれ、めっちゃ踊りたいんですけど。
そんな感覚で。
持ってたグラスをアヤに渡して
クラブのホールの皆が踊ってる
真ん中にあたしは入っていった。
たちまち皆はあたしを真ん中にさせて
踊らせてくれた。
一気に注目を浴びた。
歓声、手拍子、鳴り止まない曲。
すべてが最高だった。