ミクはその場で崩れ落ちて

涙を流していた。


やだ、あたしが泣かせちゃったの?


勘弁してよ。


そのままあたしはエレベーターに乗って

マンションをあとにした。




それからミクとは連絡を取らなくなった。


案の定学校ではあたしの噂が流れた。


友達の彼氏とヤる子。
友達を利用する子。




でも誰一人直接あたしに

言ってくるやつなんていなかった。

みんなあたしを怖がってたから。


相手にもしなかったから。


だから女って大嫌い。


ずーっとそう思ってきた。


だから友達なんて必要ない。


利用しとけばいいんだよ。