俺、猫。



カーテンの隙間から日の光が入ってくる。

今日も良い天気のようだ。

俺はまだ、布団の中で眠っている娘を一瞥する。



「・・・じゃあ、行ってくる」


いつもは目的地のない散歩だが、今日のは違う。
俺はネコ島さんに教えてもらった道を通り、四丁目まで行く。


目的はもちろん、小僧である。


「・・・・アイツの家の」
 
小僧は俺を見るなり・・・・・正確には、俺の首輪を見るなり、そう呟いた。