「あ。やっと帰ってきた」
家に帰ると、娘が皿を持ってしゃがんだ。
「はい。夕飯」
そうだ。今日から量が元に戻るのだ。
「・・・お?」
あれ?おかしい。
「昨日と同じ」
飯の量が変わっていない。
「おい。量が違うぞ」
にゃあにゃあと抗議をすると、娘は俺の頭を撫でた。
「いやいや。そうじゃなくて、飯が少ない」
俺の言いたいことが分かってか分からずか。
俺を持ち上げては左右に振る。
「ちょい。何をする!」
「だいぶ痩せたねー。ご飯の量を減らした甲斐があったかな」
「にゃ?」
「ちょっと太り過ぎかなって思ってたんだよ。抱っこしにくいし」
そういうと、娘は俺を抱きしめた。
あ、あんま強く締められると、胸が・・・当たる・・・・。
「いやー。ダイエット成功!」
「・・・ダイエット?」
ダイエットというのは、あれだろ。
運動やら食事制限をして体重を減らそうぜ。というものだろ。
つまり、あれか。
俺の飯が少なかったのは小僧が俺の分の飯も食べていくからでは無く、俺を痩せさせる為だったのか。
そうか。
・・・・ふむ。
あいつは関係無かったのか・・・。

