「どうしたの環、上がらないの?」


「えっ…!?あ、うん上がるよ上がるけど」


「上がらなかったら、追加しちゃうよ?」


そうやってにっこり笑うはーちゃん。
相変わらず天使のような笑顔……!

だが、目が。
目が笑ってないんだよな……



「………上がります、はい」



だから、これ以上はーちゃんを小悪魔?
うん、小悪魔にしたくないんだよな、お父さんは!!

なので当然、大人しく従うことになりましたとさ。




−−−どうしてこうなったのか。


それは、今から少し遡るが……