やりなおす~ボロボロの人生を1から~

それ以来,俺は学校には行かず家にいて勉強をした.
しばらく自分の部屋にいて,夕飯を食べようと1階の部屋に向かった.
階段を降りて部屋へ入ると,父さんが夕飯を作ってる.

「あ、霧也ーちょっとご飯運ぶの手伝って」

「いいよ,ちょうど...腹へったし」

そっかそっか.と言って父さんは笑った.
ご飯を食べて,父さんはいつもと変わらずたくさん食べてる(よく食べるよな.ほんとに)

「たくさん食べろよ霧也,ほんと母さんと同じくらいの量しか食わないから腕が折れそう」

「ちゃんと食べてるし,最近は牛乳とかヨーグルトを食べてるから折れねーっしょ.父さんがたくさん食ってて,太りそうなくらい食べて...未だにその体型を維持してるってマジか
って思うわ...」

ごちそーさまと食器を持って父さんは台所へ使った皿を水に浸した.

「食べた分ちゃんと運動してる.今でもお前とバスケで1on1勝負をしても勝ってるし(笑)」

「絶対に勝ってやるし.高校を卒業するまでにはな(笑)」

期待してる,俺が負けてら飯を奢ってやるよ.
と言って父さんは自分の部屋に行った.

(父さん,マジでバスケ強えーから高校入ったらバスケ部入ろ.てか小・中学ん時もバスケ部だったし.時雨や柳も...どこに行くんやろ,高校)

聞いてみよっと携帯を取り出してメールをしようとしたとき

「霧也,今から皮膚科に行くぞ」

「え、急になに?皮膚科って...時雨ん家じゃん」

「いいから行くぞ早く着替えてこい」

父さんが嬉しそうに言うから,まぁ...いっか.
そう思いながら着替えて時雨ん家へ行った...