佑真君が全力で私の背中にタックルしたのだと気付いた時には、既に時遅し。
私の身体は一直線に合コン場所へと向かっていく。
「だあぁぁぁぁぁあ!!退いてぇぇぇぇえ!!」
大声で叫ぶ私は当然ファミレス内の注目の的だ。
めちゃくちゃ恥ずかしい。
恥ずかしいけど、転けそうな体勢での足は止まらない。
このまま突っ込んでいくと、明らかにふわふわの髪の人にぶつかる。
目を丸くして私を見ている彼。
その彼に奇声を上げて突っ込んでいく私。
自分が危険人物に見られてる気がする。
そう思った瞬間、ドンッ!という大きな音がファミレス内に響き渡った。
頭の上から降ってくる「うっ……」という痛々しい呻き声は間違いなくふわふわの髪の彼のものだろう。
そして、私は間違いなく彼の腹部に頭突きをかました。
「あ、…あの~……」
そう言いながら恐る恐る顔を上げる。
と、バチッと合う目。
うっわぁ、……めちゃくちゃ気まずいわ、これ。



