恋のお相手は小さな男の子




私の頭の中はぐちゃぐちゃしたままなのに、佑真君ときたらケロッとした顔をして、


「葉月の合コンって、場所あそこ?」


そう言いながら指を差す。


佑真君か指差した場所は確かにさっきまで私が余って浮いていた合コン場所。


だが、さっきまでと違う所がある。


さっきまで私が居た席の前に一人の男の人が座ってるのだ。



「えっと、……うん」



人が増えている事に驚いて返事が遅れたものの、佑真君は気にしていないらしい。



「あの、ふわふわの髪のやつ。葉月の好みなんじゃね?」



ふわふわの髪のやつっていうのは、明らかにさっきまで私が居た席の前に座っている人で。


きっと、私が絶対に来ないと思っていた『はっち』という人なんだろう。


しかも佑真君が言うように、ビックリする位私の好みの人かもしれない。



だって、……目が離せない。



「…………かも」



ポツリと漏れた言葉の後に、クックッという佑真君の笑い声が聞こえる。