恋のお相手は小さな男の子




に、似合わないって!


そんなの私だって知ってるわっ!そして既に浮いてるわっ!



「うっさい!そういう佑真君はご家族で外食?」



子供だしね~。という嫌味を含む言い方をしてみたが、佑真君はといえば馬鹿にしたように私を見るとフッと鼻で笑う。



「こんな夕方に外食するわけねぇだろ。馬鹿葉月」



チラッと窓の外へと目を向ければ、明るい外。


それもその筈、まだ午後4時になったばかりなのだから。



「そ、そう言われればそうかもだけど……」



くっそー。


揚げ足をとられた感がする。



「じゃあ、何で佑真君がファミレスに居るのさ?」


「俺は、……トイレ借りただけ」


「あー、漏れそうだったんだ!」


「声がでかいっ!」



私の声に恥ずかしそうにほんのりと頬を染める佑真君。



これは!



「ほほぉ」



わざとそう言いながらニヤッと意地悪な笑い顔を向けた。