恋のお相手は小さな男の子




尋常じゃない程、心臓が脈打ってる。


顔だけじゃなくて身体まで火照ってくる。


私にそんな事言ったら、どうなるか佑真君は分かってない。


もっともっと佑真君を好きになっちゃうのを分かってないんだ。



「佑真君って、狡い」



ボソッと口をついて出たのはそんな言葉。


佑真君はといえば、「何がだよ?」と、意味が分からないといった表情で首を傾げる。


それでも、私の口から漏れでる言葉は止まらなくて。



「学校でもそんな感じなの?」


「は?」



佑真君が不思議そうな顔をしたままなのも頷ける。



学校でもそんな風に、誰にでも優しいの?


学校でもそんな勘違いしちゃいそうな言葉を誰にでも吐くの?



そう聞いてしまいたいのに、そうだよ…っていう言葉が返ってくるのも怖い。


だから、確信は言葉にしない曖昧な問い掛け。