何か話さなきゃ。……でも、何話したらいいのか分かんないし。
そんな事を悶々と考えていた時に、私より先に佑真君が口を開いた。
「あのさ」
「な、何?」
「そのー、合コンの奴とはさ、……何か進展でもあったのかなぁって」
私に話し掛けている筈なのに、私の方へ顔を向けず下を見たまま、右足で地面を軽く蹴る佑真君。
この間その事にお礼を言ったから気になってたのかもしれない。
が、酷く切なそうな表情をしている横顔に心臓がドクンッと音をたてる。
何で、……そんなに切なそうな表情するのさ。
そう思ったのも束の間、
「進展なんて何にもないけど」
と、本当の事を告げれば、今度は一気に顔を明るくして私へと向ける。
「ほんとに!?」
「本当だし。っていうか、もう連絡もしてませんけどね」
いつもと違いコロコロと表情が変わる。
それが不思議で少し首を傾げた瞬間、
「そっか、良かった」
佑真君がそう呟いた。



