恋のお相手は小さな男の子




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極度の睡魔に襲われる午後最初の授業。


しかも、今日は一番眠くなる授業で評判のおじいちゃん先生の現社の時間だ。


このタブルパンチで、夢の世界へと行ってしまった生徒は最早クラスの半分を占めている。


それでも怒る事もなく授業を進め続けるおじいちゃん先生はなかなかの強者だと思う。


普段なら私も夢の世界へと旅に出掛けているだろう時間だが、今日は窓の外へと視線を向けながらぼおっと考えに耽る。



佑真君も今は授業中かな?


クラスの友達と仲良くしてるのかな?



とか考えてるわけだけど。


一番頭の中を占めてるのは、私が佑真君に好きなんて言ったら、どん引きされるんだろうなっていうもの。


思い立ったら即行動がポリシーなわけだけど、好きだ!と気付いて速攻で告白…とは流石にならないわけで。


今の所、告白したとしても佑真君も私の事を好きだという可能性はほぼゼロ。


こんな状態で告白は明らかに振られる。



頭では実らない恋って分かってるんだけどな。



机に頬杖をついたまま、意図したわけでもないのに、はあ…と小さな溜め息が口から漏れ出る。