ﾁﾊﾟとｻﾙ


ｻﾙｺﾝﾋﾞって言われるようになったきっかけは親睦会でだ


入学式も終わり学校に通い始めて2週間


初めてのｲﾍﾞﾝﾄ


「遠足ねぇ…」


配られてくるﾌﾟﾘﾝﾄを見ながら呆れた


「あたし達もう高校生だっつーの」


「だよな」


隣の席のﾁﾊﾟも呆れていた


「って訳で来週は親睦会だ｡おやつは500円まで｡」


教壇に立ちながらｼﾞｬﾊﾟﾝが説明している


「おやつ…ね」


「ねー｡ｻﾙはやっぱりｷﾞｬｸﾞでﾊﾞﾅﾅとか持ってくる?」


「持ってこない｡」


「そー?あたしは持ってくるよ?ﾊﾞﾅﾅ」


「好きなわけ?」


「好き｡美味しいやん､ﾊﾞﾅﾅ」


「つーか思ったんやけど､ﾊﾞﾅﾅっておやつなんか?」


「おかずやら?」


「「…」」


暫くの沈黙が二人を襲った


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