美桜とかすみに言われたことが気になって 優と奈緒を目でおってしまう。 奈緒の楽しそうに談笑する姿が、 いまの俺の中で不安となって募っていく。 「んだよ…」 優は奈緒のことが好きだったから、 いや、きっとまだ好きだから 余計に心配を駆り立てる。 ずっとそんなことを考えてたら、 いつの間にか放課後になっていた。